導入事例インタビュー

\3分で分かる独自Payサービス/

現地決済型ふるさと納税サービス「ふるまちPay」導入事例|北海道今金町



訪れる人を寄付者に、寄付者を地域のファンに。
今金町が生み出す新しいつながり


ふるさと納税制度における返礼品の幅を「モノ」から「コト」へ広げ、来街者が現地で手軽に寄付できる環境を育むことにより地域活性化につなげる現地決済型ふるさと納税サービス「ふるまちPay」。北海道今金町では、2024年8月に「ふるまちPay」を導入しました。

今金町役場 まちづくり推進課 まちひと交流グループ係長 渡辺 泰進氏、主事 平尾 健氏に導入の背景・効果を伺いました。また、加盟店であるクアプラザピリカ 支配人小西 義行氏に加盟店参加の経緯や現状について伺いました。

自治体での導入ポイント

返礼品となる「モノ」を増やすことが難しく、新たな手段を探していた

・新たなシステムを導入する必要が無く、導入が簡単だった

加盟店での導入効果

現地で寄付し、その場で利用できるクーポンのため、客単価・売上ともに高くなる傾向があった


物品の返礼品を増やすことが難しかった、その解決策として「ふるまちPay」を導入


― 現地決済型ふるさと納税サービス「ふるまちPay」を導入された背景について、教えていただけますか。

ふるまちPay_今金町事例

今金町役場 まちづくり推進課 まちひと交流グループ 主事 平尾 健氏

他の自治体と比較すると、当町はふるさと納税の寄付金額が少ない状況でした。特に返礼品として加工品が少なく、農産物も市場出荷が基本なので、物品としての返礼品を増やすことが難しかったのです。また、昨今は物流費も高騰しています。そうした課題を解決する手段として、現地決済型ふるさと納税サービスの導入を検討し始めました。

 

課内では、「まずはやってみよう!」というところから始まりました。今年度、今金町のふるさと納税の寄付金額は、前年度と比較して大きく伸ばすことができたのですが、その要因の一つに、年度当初から始めたポータルサイトを増やす取り組みがあります。「ふるまちPay」もその一環として取り組んでいます。

 

― 「ふるまちPay」を選ばれた決め手は何だったのでしょうか。

新たにシステムを導入する必要がなく、導入が簡単だったことが大きな決め手でした。また、オンラインで詳細な説明をしてくれたことや、実際に現地まで来ていただき町の様子を知っていただけたこともポイントでした。

 


事業者様と接点をもつ今金町商工会の方に同行いただくことで、加盟店協力をスムーズに


― 「ふるまちPay」の加盟店(返礼品であるクーポンの利用先となる店舗や施設)は、どのように開拓されていますか。

商工会の職員の方にも説明に同行してもらい、店舗や施設へのご案内を進めています。普段から事業者様と接点のある商工会の方に同行いただくことで、事業者さんもスムーズに受け入れてくださり、関係構築がしやすくなりました。

 

今回加盟店になっていただいた「クアプラザピリカ」は、冬はスキー、夏はキャンプと大自然の中でアクティビティを楽しめる町内で唯一の観光施設です。まずは観光客の方々がどれくらい利用するのかを実感した上で、次のステップを検討したいと考え、「クアプラザピリカ」へお声がけし、スタートをしています。

 

今金町役場 まちづくり推進課 まちひと交流グループ係長 渡辺 泰進氏


「スキーシーズン中は毎月寄付があったので、狙い通りの効果があった」と感じています


― 実際に「ふるまちPay」での寄付受付が始まり、利用の状況などはいかがですか。

スキーシーズンに利用が高まるだろうと予想していましたが、実際にスキー場利用客が、宿泊やリフト券購入の際に「ふるまちPay」を利用されています。スキーシーズンはほぼ毎月寄付が入っていたので、狙い通りの効果があったと感じています。

 

ふるまちPayを導入した今金町

クアプラザピリカではフロントでのPOP設置(写真左)に加え、客室内にもチラシを用意(写真右)


地元出身者が集う「さっぽろ今金会」へも告知し、より多くの方に知ってもらえるように


― 「ふるまちPay」利用促進のためにどのような取り組みをしていますか?

町外に住む今金町出身者で構成される「さっぽろ今金会」という会があるのですが、その会合に参加し、「こういう制度を導入しました」という説明をさせてもらいました。

実際に帰省したときや、知人に紹介してもらえるよう働きかけています。 「さっぽろ今金会」 の主要メンバーは約10名ほどですが、彼らを通じて情報が広がることを期待しています。

― 最後に、今後の展望について教えてください。

せっかく観光施設もありますので、実際に現地に来て寄付を利用してくださる方が増えることを期待しています。地域経済の活性化と、今金町の魅力発信につながるよう取り組んでいきたいと思います。

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返礼品のクーポンは、普段より少し高めの商品購入につながっています


2024年8月に「ふるまちPay」を導入した北海道今金町。ここからは、その加盟店である観光施設クアプラザピリカの支配人 小西 義行氏に伺った加盟店参加の経緯や現状についてご紹介します。 

― 現地決済型ふるさと納税サービス「ふるまちPay」の加盟店となった経緯について教えていただけますか。

今金町役場より「モデルケースになってほしい」とお声がけをいただいたのがきっかけです。この先の時代を考えると、このようなサービスが増えてくると思うので、なるべく早い段階で取り組む方が良いのではないかと考えました。

 

冬は道南一の雪質を楽しめるスキー(左写真)、夏はキャンプ(右写真)で自然を満喫できる

― 加盟店になるにあたり、考慮した点はありましたか。

年齢層の高いスタッフもいるので「対応できそうか、大きな負荷にならないか」は確認をしました。懸念点については、しっかり回答をいただき、納得できたので、進めることにしました。

 

― 施設を訪れるお客様へどのように「ふるまちPay」を告知していますか。

フロントなどにポスターを掲示したり、客室にもご案内のチラシを置いています。当社のサイトにも告知バナーを設置しているのですが、・・・(続きは、資料ダウンロードの上、ご覧ください)

 

「ふるまちPay」について

「ふるまちPay」は、来街者が地域の店舗やレジャー施設などに設置されたQRコードをスマートフォンで読取り、ふるさと納税をおこなうと、返礼品としてその店舗や施設ですぐに利用可能なデジタルクーポンを受け取ることができる現地決済型ふるさと納税サービスです。返礼品にとらわれない、本来のふるさと納税を実現します。

 

北海道瀬棚郡今金町について

今金町は、北海道の道南地方に位置する自然豊かな町です。

主な産業 

農業(特にジャガイモの生産が盛ん)

主な観光

四季折々で楽しめる「クアプラザピリカ」、「ピリカ温泉」があります。
清流日本一に選ばれた「後志利別川」では鮎釣りが人気です。

URL

https://www.town.imakane.lg.jp/index.php

寄付受付けURL

https://furumachi-pay.jp/p/imakane


クアプラザピリカについて

宿泊に加え、欧風創作料理レストラン、温泉なども併設した観光施設。夏は山遊びに川遊びの自然体験、冬はスキーリゾートを満喫できます。ゲレンデまで徒歩1分の立地も好評。ペット宿泊可。

URL:https://kurplazapirika.net/

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※ 今金町のホームページ

※「ふるまちPay」寄付受付URL:https://furumachi-pay.jp/p/imakane
※本文に記載の数字は、取材をおこなった2025年3月時点のものです。