キャッシュレス決済の手数料比較!導入のメリットやタイプ別特徴解説
キャッシュレス決済は、お客様の利便性を高めて他店と差別化するのにも有効です。しかし、個人店などではシステム導入に際して、手数料負担が障壁となっているのも事実です。今回は主要キャッシュレスサービスの概要を比較し、それぞれの特徴を紹介します。
目次[非表示]
- 1.キャッシュレス決済を導入する4つのメリット
- 1.1.店舗の業務効率化に繋がる
- 1.2.お客様の利便性を高め、集客効果が見込める
- 1.3.セキュリティ面を強化できる
- 1.4.在庫や売上情報をデータ化できる
- 2.店舗で導入を検討したい3つのキャッシュレス決済
- 3.タイプ別キャッシュレス決済手数料相場
- 3.1.クレジットカード手数料相場
- 3.2.汎用型QRコード手数料相場
- 3.3.電子マネー手数料相場
- 4.手数料負担の少ないキャッシュレス決済なら独自Pay(ハウス電子マネー)
- 5.まとめ
キャッシュレス決済を導入する4つのメリット
キャッシュレス決済は、お客様と店舗側の両方に利益をもたらします。キャッシュレス決済を導入することで得られる4つのメリットを紹介します。
- 店舗の業務効率化に繋がる
- お客様の利便性を高め、集客効果が見込める
- セキュリティ面を強化できる
- 在庫や売上情報をデータ化できる
店舗の業務効率化に繋がる
キャッシュレス決済を導入する1つ目のメリットは、従業員の負担を減らせるため、業務効率化に繋がる点です。現金支払いは、お客様がお金を財布から探す時間、スタッフがお釣りを用意する時間がかかり、キャッシュレス決済に比べると対応時間が長くなります。
キャッシュレス決済を上手く使いこなせば、余った時間を違う作業に充てられます。レジ対応の時間短縮だけでなく、閉店後の現金確認の手間やミス削減の効果も期待できます。
お客様の利便性を高め、集客効果が見込める
キャッシュレス決済を導入する2つ目のメリットとして、利便性と集客効果への期待が挙げられます。待ち時間が短縮されるため、店舗の回転率が高まり、お客様にも利用しやすいお店だと感じてもらえるでしょう。
また、キャッシュレス決済にはポイントサービスや割引が付随している場合もあり、それらを目当てにしているお客様へアピールできます。支払いの選択肢が増えるため、より幅広いお客様のニーズに対応可能です。
セキュリティ面を強化できる
一見関係なさそうですが、キャッシュレス決済を導入すると、実はセキュリティ面の強化が期待できます。セキュリティを強化できる理由は、キャッシュレス決済導入によって、現金の取り扱いで生じるリスクが軽減されるからです。
お客様との現金の受け渡しだけでなく、従業員が売上金を銀行のATMなどへ入金する過程でも、大金を持ち歩くというリスクを避けられません。キャッシュレス決済を導入すれば、現金にまつわるリスクがなくなるでしょう。
在庫や売上情報をデータ化できる
キャッシュレス決済導入の大きなメリットとして、在庫や売上情報のデータ化が挙げられます。キャッシュレス決済では、取引データが電子上に保存されているため、長期在庫品や売り上げの変動を簡単に確認できます。
特に在庫管理に決済データを上手く活用できれば、リアルタイムでの在庫状況の把握はもちろん、需要に合わせた発注タイミングの把握も可能になるでしょう。売り上げに関するデータ管理ができていると、今後のマーケティング戦略を立てる際にも有効です。
店舗で導入を検討したい3つのキャッシュレス決済
利用者や導入実績が多いキャッシュレス決済をご紹介します。
- クレジットカード
- 汎用型QRコード
- 電子マネー
それぞれの支払い手段の特徴やポイントについて分かりやすく解説します。
クレジットカード
まずは数あるキャッシュレス決済のなかで、知名度も高く長い歴史を持っているクレジットカードです。クレジットカードは、カードに搭載されたICチップや磁気ストライプを専用端末で読み取って決済します。
日本国内で最も利用者が多い決済手段といわれるクレジットカードは、海外からのお客様に対応するためにも欠かせません。クレジットカードでの請求は、後払いで銀行口座から後日引き落としとなるため、利用者にとっては自由度が高い決済方法といえるでしょう。
汎用型QRコード
QRコードはクレジットカードと比べると歴史が浅い決済方法ではありますが、スマートフォンの普及と共に利用が増加しています。利用者の年齢層が広いのもQRコード決済の特徴です。決済平均単価は900円程度です。
QRコード決済は基本的にお客様が操作をして決済手続きを進めるため、従業員側の負担が減らせるというメリットもあります。手軽に利用できる決済方法であるため、クレジットカードをあまり使いたくないと考えているユーザーにも、利用してもらえる可能性があるでしょう。
電子マネー
我々の生活に浸透しつつある電子マネーには、3つの支払い方法があります。
一般的なものは事前チャージが必要な前払い式です。例えば、券売機でチャージして利用する交通系ICカードなどです。2つ目は、支払いのタイミングで決済金額が銀行口座から引き落とされる即時払い式、3つ目は、クレジットカードと同様に利用金額が後日請求される後払い式です。
以前は電子マネーといえばICカードが主流でしたが、スマートフォンだけで決済できるサービスも普及しています。
タイプ別キャッシュレス決済手数料相場
キャッシュレス決済の導入を検討する際に、避けて通れないのが手数料の問題です。便利でメリットも多いキャッシュレス決済ですが、サービスの利用には手数料の支払いが生じます。
各タイプ別キャッシュレス決済の手数料相場は次のとおりです。
- クレジットカード:2.7~3.25%
- 汎用型QRコード:1.6~2.5%
- 電子マネー:2~3%
※独自Pay(ハウス電子マネー)の場合、汎用型電子マネーより安い手数料で提供
参照:一般社団法人キャッシュレス推進協議会/キャッシュレス決済事業者の中小・小事業者向けプラン一覧
クレジットカード手数料相場
クレジットカードの手数料相場は、決済する代金の2.7~3.25%程度です。クレジットカード決済に対応している店舗は、お客様がクレジットカードで支払った分の売上の一部から、カード会社に手数料を支払います。
手数料は店側が負担するため、決して低くないクレジットカードの決済手数料に悩んでいるお店も少なくないでしょう。手数料負担が大きくても、ユーザーにメリットの大きいクレジットカード決済をないがしろにできないというジレンマが隠されています。
汎用型QRコード手数料相場
QRコード決済の手数料相場は、1.6~2.5%程度が一般的です。
クレジットカードや電子マネーといった決済方法では、一般的に専用の端末機が必要となるため、機器の代金や決済手数料が高くなりがちです。お客様のスマートフォンを利用して決済するQRコード決済であれば、負担を抑えてキャッシュレス決済を導入できるでしょう。
電子マネー手数料相場
電子マネーの決済手数料相場は、クレジットカードと同等程度で2~3%です。電子マネー決済時に情報を読み取る端末の導入が必要となるため、端末代金が初期費用としてかかる場合もあります。
ユーザーの多い交通系ICカードであれば、ポイントや利便性を求めたお客様の利用が想定されるため、手数料を負担してでも導入を進める店舗が増加しています。
また、電子マネーのなかでも、店舗やブランド専用の独自Pay(ハウス電子マネー)は、複数の事業者を介さない分、手数料も安くおさえられます。さらにキャンペーンの適用やポイント制度が充実しており再来店促進効果も期待できます。
手数料負担の少ないキャッシュレス決済なら独自Pay(ハウス電子マネー)
利益率が低い業態で手数料を抑えてキャッシュレス決済を導入したいと考えている場合には、独自Payをおすすめします。バリューデザインが提供する独自Pay「Value Card」「アララ キャッシュレス」は、店舗が抱える課題である手数料を汎用型決済サービスと比較し安く抑えることができます。
手数料率は業種業態にもよりますが、スーパーなどでは1%を切る水準です。また、キャンペーンやポイント機能なども備えており、店舗のニーズにあわせ、自由にアレンジできます。
さらに、チャージ式(前払い式)であることから、将来の売上を確保でき、キャッシュフローの改善も見込めます。
まとめ
キャッシュレス決済は、店舗とお客様両方にメリットをもたらすシステムですが、導入を検討する際には手数料についての十分な検討が必要です。キャッシュレス決済は主にクレジットカード、汎用型QRコード、電子マネーに分けられます。
それぞれの特徴や手数料を検討したうえで、お店に合ったキャッシュレス決済方法を選択しましょう。