クレジットカード決済を店舗に導入する方法を解説|メリットや注意点も紹介
キャッシュレス化が進み、クレジットカード決済を利用する消費者が増える中、クレジットカード決済サービスを導入する店舗も年々増加しています。
クレジットカード決済を導入する際は、さまざまなメリットや注意点を理解することが大切です。本記事ではクレジットカード決済を店舗に導入する方法や、クレジットカード決済導入サービスを紹介します。
目次[非表示]
- 1.クレジット決済とは?
- 2.クレジットカード決済を店舗に導入するメリット
- 2.1.集客力アップにつながる
- 2.2.高額商品を販売しやすい
- 2.3.業務を効率化できる
- 3.クレジットカード決済を店舗に導入する際の注意点
- 3.1.手数料が発生する
- 3.2.すぐに入金があるわけではない
- 4.クレジットカード決済を店舗に導入する2つの方法
- 4.1.1.直接契約方式
- 4.2.2.決済代行会社経由契約方式
- 5.クレジットカード決済導入サービス3選
- 5.1.1.STORESターミナル
- 5.2.2.Square決済
- 5.3.3.Times PAY
- 6.『独自Pay』というキャッシュレス決済の新たな選択肢
- 7.クレジットカード決済を導入して店舗の集客につなげましょう
クレジット決済とは?
クレジットカード決済とは、「信用」という意味の「クレジット(credit)」という言葉が含まれている通り、カード保有者の信用をもとにカード会社が一時的に支払いを立て替えてくれる仕組みです。現金を持ち歩かなくてもカード1つで買い物ができたり、ネットショッピングが簡単にできることから、クレジットカード決済の利用ニーズは高まっています。代表的なクレジットカードは以下の5つです。
- VISA
- JCB
- Mastercard
- American Express
- Diners Club
これら5つのクレジットカードは日本だけでなく世界中で利用でき、5大国際ブランドと呼ばれています。それ以外にも、中国人の利用者が多い銀聯(ぎんれん)カードも利用が広がっています。
クレジットカード決済を店舗に導入するメリット
ここからは、クレジットカード決済を店舗に導入するメリットを解説します。主なメリットは、「集客力アップにつながる」「高額商品を販売しやすい」「業務を効率化できる」の3つです。1つずつ詳しく見ていきましょう。
集客力アップにつながる
クレジットカード決済を店舗に導入することで、今までクレジットカードが利用できないため購入に至らなかった顧客を集客できます。支払いが簡単なことやポイントやマイルが貯まるクレジットカードもあることから、現金ではなくクレジットカードで支払いをしたい顧客も多くいます。
そのため、クレジットカード決済を導入することで、カードを利用したい顧客の集客力アップにつながります。
高額商品を販売しやすい
クレジットカード決済は、現金に比べて高額商品を販売しやすいと言われています。高額商品を購入する場合は多くの現金が必要ですが、現金を持ち合わせていなくてもクレジットカードがあればその場で購入を決断できるからです。
さらにクレジットカードで購入した場合、分割払いやリボ払いなどさまざまな支払い方法があり、決済のタイミングも選択できます。そのため現金を十分に持ち合わせていなくても、高額商品を購入することが可能です。顧客の購入機会を逃さずに、店舗の客単価や売上の向上につなげられます。
業務を効率化できる
クレジットカード決済の導入は、店舗の業務効率化にもつながります。現金の場合、お金を数えたりお釣りの確認をしたりと会計に手間がかかりますが、クレジットカード決済ならそのような手間がありません。
また請求作業やレジ締めなどの経理作業も、現金に比べて簡単になります。現金の紛失や盗難、お釣りの数え間違いなどのリスクも防げるメリットがあります。
クレジットカード決済を店舗に導入する際の注意点
ここまで、クレジットカード決済を店舗に導入するメリットを解説しました。クレジットカード決済の導入にはメリットがたくさんありますが、逆にデメリットもあります。ここでは、店舗にクレジットカードを導入する際に注意しなければならない点について解説します。
手数料が発生する
クレジットカード決済を店舗に導入する際は、手数料が発生することに注意しましょう。クレジットカード加盟店として契約をすると、顧客がカード決済を利用する度に加盟店側に手数料が発生します。加盟店側に発生する手数料は決済サービスによって異なりますが、飲食店の場合は利用金額の4~7%くらい、小売店の場合は3~5%くらいと言われています。現金の場合と異なり、売上の全額が手元に入るわけではないことを理解しておきましょう。
なお、加盟店にはならずに、決済代行業者に依頼する方法もあります。しかし端末を購入しなければいけない、登録手数料がかかるなど結果的に加盟店になるよりもコストがかかってしまう場合もあるため、決済代行業者にサービスの詳細情報を確認してから導入するようにしましょう。
すぐに入金があるわけではない
顧客がクレジットカードを利用して決済したお金は、すぐに店舗に入金されるわけではない点も注意が必要です。クレジットカード決済から店舗への入金までの流れは以下のようになります。
- 顧客がクレジットカードを利用して支払い(売上票へのサイン、暗証番号での認証をしてもらう必要がある)
- 加盟店がクレジットカード会社に売上票を送付
- クレジットカード会社が加盟店の口座に振込(手数料を差し引いた金額)
- 顧客がクレジットカード会社に入金
クレジットカード会社に売上票を送付すれば、顧客が入金する前にカード会社が代わりに入金してくれるので大きな問題はありません。しかし売上票へのサインのもらい忘れのような加盟店側のミスがあった場合は、入金してもらえない可能性もあるので注意しましょう。
クレジットカード決済を店舗に導入する2つの方法
ここからは、実際にクレジットカード決済を店舗に導入する方法を解説します。クレジットカード決済を導入する方法は「直接契約方式」と「決済代行会社経由契約方式」の2種類です。それぞれ見ていきましょう。
1.直接契約方式
直接契約方式は、それぞれのクレジットカード会社に直接連絡をして契約する方法です。クレジットカード会社によって契約内容や審査基準、運用方法は異なるので、複数のクレジットカード会社と契約するためには時間と手間がかかります。
また、ネットショップや小規模の店舗だと、審査が厳しくなる場合もあります。
2.決済代行会社経由契約方式
決済代行会社経由契約方式は、決済代行会社を通して複数のクレジットカード会社と契約する方法です。複数のクレジットカードを一度に導入でき、入金サイクルや運用方法もまとめられます。導入後の決済代行会社によるサポートがあるのもメリットです。
クレジットカード決済導入サービス3選
ここからはクレジットカード決済導入サービスを紹介します。それぞれのサービスの特徴や利用可能なカードの種類、手数料などをまとめたので、比較検討してみてください。
1.STORESターミナル
「STORESターミナル」は、クレジットカード決済や電子マネーが利用できるマルチ決済サービスです。店頭での支払いのみならず、オンライン決済にも対応しています。英語や韓国語などに対応可能なので、外国人観光客が多い店舗にもおすすめです。
利用可能なクレジットカードの種類と手数料は以下の通りです。
【決済手数料3.24%】
- VISA
- Mastercard
- American Express
- SAISON CARD
【決済手数料3.74%】
- JCB
- Diners
- Discover
2.Square決済
「Square決済」はクレジットカードの他、QRコードや電子マネー、タッチ決済と幅広く対応するサービスです。決済端末がコンパクトのため、レジ横以外にもテーブル決済や屋外決済に利用できます。また、最短で翌日に入金されるため、小規模な店舗や個人事業主にもおすすめです。さらに、振込手数料や月額費用、解約費用などは全て無料になっています。
利用可能なクレジットカードの種類と手数料は以下の通りです。
【決済手数料3.25%】
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners
- Discover
3.Times PAY
「Times PAY(タイムズペイ)」は各種クレジットカードやsuica、nanacoといった電子マネーなど、全17ブランドのカードが利用できます。回線工事不要、簡単に導入できるマルチ決済サービスです。月額費用や振込手数料が無料のため、なるべくコストをかけたくないという店舗におすすめです。
利用可能なクレジットカードの種類と手数料は以下の通りです。
【決済手数料3.24%】
- VISA
- Mastercard
【決済手数料3.74%】
- JCB
- American Express
- Diners
- Discover
『独自Pay』というキャッシュレス決済の新たな選択肢
キャッシュレス決済が進む中、決済が行われてから入金されるまでにタイムラグが生じることからクレジットカード決済サービスの導入は難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。。
そのような方々におすすめなのが、バリューデザインが提供する「独自Pay」です。顧客が商品を購入する前にカードへ現金をチャージするプリペイド式のサービスであるため、店舗は事前に現金を受け取ることができ、キャッシュフローの改善が期待できます。クレジットカードなどの汎用決済に比べて手数料率が低いため、手数料コストをおさえられるのもポイントです。
さらに、「独自Pay」は顧客属性や購入履歴などの顧客情報の管理もでき、顧客情報にもとづいた効率的な販促活動をおこなえるため、ロイヤルカスタマーの創出・育成にも期待できます。キャッシュレス決済が未導入という事業者の方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
クレジットカード決済を導入して店舗の集客につなげましょう
クレジットカード決済を店舗に導入するメリットや注意点、方法を解説しました。キャッシュレス決済の利用ニーズが高まる中、クレジットカード決済を導入することで店舗の売上アップが期待できます。集客の向上や業務の効率化などさまざまなメリットがあるので、店舗のクレジットカード決済の導入をぜひ検討してみてください。