スマホ決済の導入方法の解説とスマホ決済会社大手3社を比較
事業者がスマホ決済を導入する方法について解説します。スマホ決済導入のメリット・デメリットに加え、スマホ決済サービス提供会社を比較します。現金決済だけでなく、スマホ決済でサービスの拡充を図りたい事業者のご担当者様は、ぜひ参考にしてみてください。
目次[非表示]
- 1.スマホ決済とは?
- 2.スマホ決済を導入するメリット
- 2.1.レジの混雑を解消できる
- 2.2.集客・売上の拡大につながる
- 3.スマホ決済を導入するデメリット
- 3.1.導入にコストや時間がかかる
- 3.2.入金までに時間がかかる
- 4.スマホ決済は3種類
- 5.スマホ決済の導入は決済代行会社へ依頼
- 6.スマホ決済会社3社を比較
- 6.1.1. Square (スクエア)
- 6.2.2. Airペイ(エアペイ)
- 6.3.3. STORES(ストアーズ)
- 7.レジの効率化と売上の拡大なら独自Pay発行サービス「Value Card」
- 8.スマホ決済を導入して顧客満足度を向上させよう
スマホ決済とは?
実店舗の支払い時にスマートフォン(スマホ)を利用して決済する方法のことです。経済産業省が推進するキャッシュレス・ポイント還元事業の後押しもあってキャッシュレス決済が一般化し、導入する店舗運営事業者も増えています。
スマホ決済を導入するメリット
スマホ決済を事業者が導入する際の、2つのメリットについて解説します。
- レジの混雑を解消できる
- 集客・売上の拡大につながる
レジの混雑を解消できる
現金での支払いに比べて、会計時間を短縮できるというメリットがあります。お金を数える時間が省ける上に、現金の数え間違いといったリスクも減らせるため、効率化につなげることが可能です。
また、クレジットカード払いと比べても、スマホ決済では暗証番号の入力がなく、QRコードを読み取るかスマホをかざしてもらうだけで決済が完了するため、会計の時間を短縮できます。
レジの混雑を解消できることで、顧客の満足度向上にもつながるでしょう。
集客・売上の拡大につながる
最近では、キャッシュレス決済をメインの支払い方法にしている顧客も少なくないため、これらの決済方法に対応せずにいることは、客足が遠のく原因にもなりえます。
多様な決済手段に対応していることをアピールして、集客につなげることができるほか、手軽に購入できることで、店舗の利用頻度が高まり売上をアップさせることも可能です。
スマホ決済を導入するデメリット
スマホ決済を事業者が導入する際の、2つのデメリットについて解説します。
- 導入にコストや時間がかかる
- 入金までに時間がかかる
導入にコストや時間がかかる
専用の決済端末の導入が必要であり、決済サービスによっては費用がかかります。導入までに審査やシステムの運用テストなどもあり利用できるまでに時間がかかる場合があるため、開店日まで時間がない場合は注意が必要です。
入金までに時間がかかる
決済代行会社を経由して売上金が振り込まれるため、入金までに時間がかかる場合があります。決済サービスによって売上金の振込日が異なるのでキャッシュフローの悪化を防ぐために確認が必要です。導入前に入金サイクルや有料による入金申請ができるサービスがあるかどうかを確認しておきましょう。
スマホ決済は3種類
スマホ決済には以下の3種類があります。
- カード決済
- QRコード決済
- 電子マネー決済
それぞれについて解説していくので、見ていきましょう。
カード決済
クレジットカードを利用した決済方法のことで、主な国際ブランドとして「Mastercard」「Visa」「JCB」があります。
QRコード決済
QRコード決済とは、QRコードやバーコードなどを読み取ることで決済する方法のことです。事業者側がコードを提示して消費者が読み取るパターンと、消費者がバーコードを提示して事業者側が読み取る2つのパターンがあります。「PayPay」「LINE Pay」「楽天ペイ」「メルペイ」「d払い」などが代表的なQRコード決済サービスです。
電子マネー決済
電子マネー決済には、交通系、流通系電子マネーのほか、自社が展開する店舗や系列店で利用できる自社専用の電子マネーなど、さまざまな種類があります。主な交通系電子マネーには「Suica」、流通系電子マネーには「WAON」「nanaco」といったものがあります。
スマホ決済の導入は決済代行会社へ依頼
スマホ決済を導入する際は、一括で管理できる決済代行会社との契約がおすすめです。個別契約をおこなうと、各スマホ決済会社への申請・審査・契約や、システム開発、個別の経理処理などの必要があり手間がかかります。店舗運営に支障をきたさないように代行会社を利用して無理なく運用していきましょう。
スマホ決済会社3社を比較
以下のスマホ決済会社の大手3社を比較してみました。
- Square (スクエア)
- Airペイ(エアペイ)
- STORES(ストアーズ)
概要と特徴について、それぞれ見ていきましょう。
1. Square (スクエア)
Square(スクエア)は、米国発のモバイル決済サービスです。クレジットカード、デビットカード、PayPay、電子マネーなど、さまざまな決済手段に対応しています。
■主な特徴
- 本体料金 4,980~46,980円(税込)
- クレジットカード決済手数料「3.25%」
- 持ち運び可能・レシート出力可能
- 対応しているQRコード決済:PayPay
- 入金サイクル:三井住友銀行、またはみずほ銀行の場合は決済日の翌営業日その他は週1回
2. Airペイ(エアペイ)
Airペイは多数のQRコード決済に対応しており、さらにQRコードの決済手数料が低めに設定されているため、インバウンド需要に強いサービスです。
■主な特徴
- 端末本体料金 20,167円
- クレジットカード決済手数料「3.24%」
- スマホ・タブレットと連携して使用
- 対応しているQRコード決済:d払い・PayPay・au PAY・楽天ペイ・Smart Code™・J-Coin Pay・Alipay+・ WeChat Pay・銀聯QR・COIN+
- 入金サイクル:みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行の場合月6回、他の金融機関の場合月3回
参考:https://airregi.jp/payment/
3. STORES(ストアーズ)
STORESは、クレジットカード、QRコード、電子マネー決済に対応しています。交通系電子マネー(Suica、PASMO、Kitaca等)の決済手数料が1.98%に設定されていることから、交通系マネーの需要が高い場所での決済に向いています。決済端末は持ち運びもできるため、さまざまな業態で利用可能です。手動入金の手続きをすれば、翌1〜2営業日で登録口座へ入金されます。
■主な特徴
- 端末本体料金:19,800円
- クレジットカード決済手数料「3.24%」
- 持ち運び可能・レシート出力可能
- 対応しているQRコード決済:WeChat pay
- 入金サイクル:月末締め翌20日(自動入金の場合)
レジの効率化と売上の拡大なら独自Pay発行サービス「Value Card」
店舗へのキャッシュレス決済導入なら、バリューデザインが提供する独自Pay発行サービス「Value Card」がおすすめです。
本サービスを利用し、自社専用のプリペイド式電子マネーを発行することで、会員に対し店舗独自のキャンペーンを打つことができ、売上アップが見込めます。また一度集客した顧客をロイヤルカスタマー化し、単価アップを狙うことも可能です。
さらに、汎用決済に比べ低い手数料率であることも特徴です。キャッシュレス決済を希望する顧客が増えるほど、店舗が負担するキャッシュレス決済手数料も増えますが、独自Payであれば、その手数料負担を下げることができます。
独自Payは、現金でのチャージだけでなく、クレジットカードでのチャージにも対応しています。
資金繰りの改善を図りたい事業者の方は、ぜひご相談ください。
スマホ決済を導入して顧客満足度を向上させよう
スマホ決済を導入することで、会計時のロスを減らせるとともに、キャッシュレス決済を望む顧客のニーズに応えることができます。手間がかかる導入手続きも決済代行会社に依頼すればすぐに導入が可能です。この記事を参考にスマホ決済の導入を実施してみてください。