【2024年最新】美容室の集客を成功させる方法
美容室の集客において、新規顧客やリピーターを獲得するのは難しいといわれています。そこで本記事では、美容室の集客力をアップする方法をご紹介していきます。
目次[非表示]
- 1.美容室の集客の課題とは?
- 2.美容室が集客方法を見直した方がいい理由とは?
- 3.美容室の集客のポイント
- 3.1.①自店舗の強み・コンセプトを明確化する
- 3.2.②メインの客層・ターゲットを定義する
- 3.3.③リピーターを増やす
- 4.美容室で集客力をアップさせる方法【新規顧客編】
- 4.1.美容ポータルサイトへの登録
- 4.2.ホームページ・ブログの作成・更新
- 4.3.SNSの活用
- 4.4.広告出稿
- 4.5.Googleマイビジネスへの登録
- 5.美容室で集客力をアップさせる方法【オフライン編】
- 5.1.チラシ配布
- 5.2.お友達紹介キャンペーン
- 5.3.立て看板などの設置
- 5.4.地元のフリーペーパーへの掲載
- 6.美容院の集客に効果的な独自Pay「Value Card」「アララ キャッシュレス」
- 7.顧客争奪戦を勝ち抜くには、「差別化」が重要
美容室の集客の課題とは?
まずはじめに、美容室の集客にある課題を詳しく解説していきましょう。
新規集客が難しい
美容室での集客の課題のひとつに、新規顧客の獲得があります。その理として、美容室の店舗数が年々増加していることが挙げられます。美容業界は独立を前提とした雇用スタイルが慣習となっており、なおかつ毎年新たに美容師となる人もいるため店舗数は増え続けているのです。
その一方で、業界全体の売上規模は頭打ち状態です。これも影響し、新規集客が難しいといわれています。
リピート率が低い
美容業界では、リピート率の低さも課題となっています。リピート率とは、総顧客のうち再来店する人の割合を指し、その数値は90日で30%程度となっています。裏を返せば、7割の人は再来店していないことが分かります。
リピート率の低さには、以下が影響していると考えられています。
- お店のターゲットと実際に訪れる顧客の層にズレがある
- ターゲットとお店のウリであるヘアスタイルがマッチしていない
- ターゲットと、スタッフやお店の雰囲気が合わない
- 顧客のニーズに技術が伴っていない
- 価格以上の価値が感じられない
リピート率を上げるには上記の問題点を改善し、「またこのお店に来たい」と思わせる店づくりが必要です。
美容室が集客方法を見直した方がいい理由とは?
美容室における集客方法には、さまざまな種類がありますが、最適な集客をしていなければ効果は出てきません。ここでは、見直すべき集客方法とその理由を説明します。
理由①:技術力だけで集客するのは難易度が高い
かつては美容師の技術力で美容室を選ぶというのも選択肢のひとつでしたが、現在では美容師の技術力に注目する顧客が減っているようです。
2020年に行われた調査によると、美容室選びのきっかけや決め手は「ヘアサロンの検索・予約サイトで選ぶ」という解答が一番多いことが判明しました。約6割の顧客がWebを利用してヘアサロンを探し、予約しているそうです。
ヘアサロンのホームページや予約サイトを見ただけでは、美容師の技術力は分かりません。顧客は実際に施術を受けた後の仕上がりで、美容師の技術力を判断します。したがって、必ずしも集客においては技術力だけではなく、Webを活用した適切な集客方法を実行する必要があるのです。
理由②:小規模な美容室ほど差別化が出来てない
美容室には、個人経営や小規模サロンなどもありますが、その多くが適切な集客対策ができていません。その理由は「差別化ができていない」ことにあります。
前述したとおり、美容室は年々増え続けています。その中で顧客争奪戦に勝つには、競合の美容室と差別化する必要があるのです。自店にどのような特徴・ウリがあるのかを整理し、うまくWebやSNSを活用してマーケティングすることが重要となります。
美容室の集客のポイント
それでは、美容室における集客のポイントを見ていきましょう。
①自店舗の強み・コンセプトを明確化する
数多くある美容室の中から自店舗を選んでもらうには、自店舗の強み・コンセプトを明確化する必要があります。
たとえば、
- お店のコンセプトは何か
- お店の主力となるスタイリングメニューは何か
- お店の魅力(ウリ)は何か
- お店の内装は、コンセプトや強みが引き立つものになっているか
などです。一度自社の強みやコンセプトを洗い出し、明確にすることで集客施策に活かすことができます。また、これらは集客に使う文章やメッセージを作る際にも役立ちます。自店舗の魅力を伝えるためにも、強み・コンセプトを明確にしましょう。
②メインの客層・ターゲットを定義する
メインの客層・ターゲットを絞ることもポイントです。メインの客層・ターゲットに合っていないスタイリングを提供している状態では、集客にはつながりません。どのような顧客に来てほしいのか、お店の周辺にどのような人が住んでいるのかなどを分析し、メインの客層・ターゲットを決めましょう。
ターゲットを明確にする際には、次の分類を分析すると良いでしょう。
- 顧客の属性で分ける
- 顧客の居住地域で分ける
- 顧客の心理・行動の特徴から分ける
③リピーターを増やす
新規顧客を獲得することも集客においては大切ですが、実はリピーターになってもらうことのほうが利益アップにつながります。
マーケティング用語には「1:5の法則」というものがあります。これは、新規顧客を獲得するには既存顧客の5倍ものコストがかかるという法則です。つまり、既存顧客に再来店してもらうほうが、新規顧客獲得よりもコストが抑えられるということになります。
したがって、「新規顧客にリピーターになってもらう」「既存顧客にリピートしてもらう」といった施策を行うことも大切です。
美容室で集客力をアップさせる方法【新規顧客編】
ここでは、新規顧客を獲得する集客方法をご紹介します。
美容ポータルサイトへの登録
美容ポータルサイトへの登録は、集客アップに有効な手段のひとつです。代表的な美容ポータルサイトには「ホットペッパービューティー」「楽天ビューティ」などがあります。出稿費用はかかりますが、多くのユーザーがいるのがメリットです。
<参考>
ホームページ・ブログの作成・更新
自店舗のホームページやブログを作ると、独自の情報を発信できます。また、信頼感にもつながるのが良い点です。美容室を利用するほとんどの顧客はWeb上で検索してお店選びをしているため、ホームページやブログを作っておけばお店を知ってもらえる可能性が高まります。ただしホームページやブログは作りっぱなしではなく、適宜情報を更新することが大切です。
SNSの活用
InstagramやTwitter、FacebookといったSNSを活用することも新規顧客獲得につながります。さまざまな種類のあるSNSの中で、美容室と相性がよいのがInstagramです。ヘアスタイルの画像や動画を投稿すれば、ヘアカタログの代わりにもなります。ハッシュタグにはヘアスタイルや店名などをつけると良いでしょう。
広告出稿
広告の出稿も集客アップに有効です。中でもデジタル広告なら、多くの人に見てもらう、知ってもらうことができるのがメリットです。ただし、デジタル広告を出稿する場合は知識や経験が必要なことに加え、費用もかかります。利用する際には広告運用の代理店に依頼すると良いでしょう。
Googleマイビジネスへの登録
「Google ビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)」は、PCやスマートフォン、タブレットで「地名」+「業種またはサービス名」を入力し検索すると、画面に地図が表示され、地図上に店舗の場所がマッピングされる仕組みです。情報提供者、閲覧者ともに無料で利用できるサービスなので、ポータルサイトやデジタル広告よりも費用対効果が高いのがメリットです。
Google ビジネスプロフィールで表示される項目には次のものがあります。
- 店名
- 店舗の写真
- 住所
- 電話番号
- 営業時間
- 公式Webサイト
- 利用者の口コミ評価
これらの情報は、Google ビジネスプロフィールに登録することで内容を更新したり、口コミへ返信したりすることができます。Google ビジネスプロフィールに登録して、お店の認知度をアップさせましょう。
美容室で集客力をアップさせる方法【オフライン編】
集客力をアップさせる方法には、オフラインでできるものも複数あります。効果的な集客方法を4つご紹介しましょう。
チラシ配布
インターネットをあまり活用しない人をターゲットにしている場合や、地域の方に顧客になってほしい場合におすすめの方法がチラシ配布です。チラシ配布は家のポストに投函したり、街頭で配ったりする方法があります。また、チラシにクーポンをつけられるのもメリットです。
お友達紹介キャンペーン
顧客にお友達を紹介してもらうのも、効果的な集客方法のひとつです。口コミによって集客できるため広告費がかからず、Web更新などの運用の手間もないのがメリットです。
お友達を紹介してくれた顧客と紹介で来店してくれた顧客それぞれに割引サービスやオプションサービスが受けられるような「キャンペーン」を打つとよいでしょう。また、お友達紹介キャンペーンを実施していることをSNSで発信することも大切です。
立て看板などの設置
通りすがりの人の興味を引くような、立て看板を設置するのも良いでしょう。看板には、お店のコンセプトがひと目でわかるキャッチコピーや、料金表を記載すると入店を促すことができます。
また魅力的な美容室と感じてもらうには、美容室のコンセプトに合ったおしゃれなデザインや外観とマッチしたデザインにすることがポイントです。センスの良い看板で新規顧客獲得につなげましょう。
地元のフリーペーパーへの掲載
地元のフリーペーパーに広告を出稿するのも一案です。地元のフリーペーパーは読者が多く、自店舗の魅力を伝える情報を集約して掲載できるのがメリットです。地域密着型のサロンであれば、地元のフリーペーパーに広告を出すのはおすすめです。
美容院の集客に効果的な独自Pay「Value Card」「アララ キャッシュレス」
バリューデザインが提供する「Value Card」「アララ キャッシュレス」は、店舗独自の電子マネーである独自Payを発行できるサービスです。さまざまなキャッシュレス決済を導入している美容室は多いでしょう。しかし、キャッシュレス化に対応したものの、手数料支払いが負担になっているという声も良く耳にします。
独自Payは、汎用的なキャッシュレス決済に比べ手数料率が低く設定されているため、自店の負担削減に貢献します。さらに、プリペイド式のため、店舗はチャージされたお金を前受金として受け取れ、キャッシュフローの改善も期待できます。
独自Payを導入し、競合店との差別化を図ってはいかがでしょうか。
顧客争奪戦を勝ち抜くには、「差別化」が重要
数多くある美容室から顧客に選んでもらうには、差別化がポイントです。自店舗の強み・コンセプト・ウリを明確にし、WebやSNS、ときにはオフラインの集客方法も活用しながら集客アップを図りましょう。