お店の売上を上げる方法|意識すべきポイントや具体的な施策も紹介
お店の売上を上げる方法を解説します。ただ漠然とお店の売上を上げようとしても、お店に合った施策をおこなわなえれば、なかなか効果は現れません。本記事では、飲食店の販促にかかる費用の目安や具体的な販促方法のほか、お店の売上を上げる具体的な方法や施策についても紹介します。
目次[非表示]
お店の売上を上げる3つの要素
お店の売上を上げるためには、「来客数」「購買率」「客単価」の向上が重要です。ここでは、3つの要素について詳しく解説します。
1.来客数
来客数とは、一定期間中にお店へ来店して商品を購入した顧客の人数のことを指します。どれだけ魅力的な商品を販売しても来客がなければ売上は立たないため、売上向上のための重要な指標の一つです。
- 来客数=顧客数×来店回数
来客数は「顧客数」×「来店回数」で求められ、定めた期間内であれば同じ顧客が複数回来店した場合もカウントされるのがポイントです。来客数を増やすためには、顧客数または来店回数を伸ばす必要があります。
2.購買率
購買率とは、来店した顧客のうちどのくらいの方が商品を購入したかを示す指標です。購買率は、接客やサービスといった業績評価に役立ちます。購買率は、以下の式でも求めることが可能です。
- 購買率(%)=顧客数÷訪問客数
3.客単価
客単価とは、顧客1人あたりの平均購入価格のことです。例えば、「売上が1,000万円、客数が500人なら客単価は2万円」というように、お店の売上を顧客の数で割ることで算出できます。客単価を求める具体的な計算式は以下の通りです。
- 客単価=売上高÷客数
売上は「客数」×「客単価」で算出されるので、客単価は売上に直結する重要な指標として押さえておきましょう。
お店の売上の分析方法
お店の売上を上げるために、まずは現状の分析からおこないましょう。ここでは、店舗経営に役立つ2つの分析方法を解説します。
RFM分析│顧客の購入状況を把握する
RFM分析とは、Recency(直近の購入日)、Frequency(購入頻度)、Monetary(購入金額)の3つの指標を調べる分析方法です。
例えば「RとFの数値は高く、Mの数値が低い」場合であれば、「集客や商品の魅力は問題ないが、価格の見直しや販促施策を打つ必要があるかもしれない」といった仮説を立てられます。このように顧客の購入状況を把握することで、商品の仕入れや価格の見直しはもちろん、販促施策を打つ際にも役立ちます。
ABC分析│売れ行き商品を把握する
ABC分析は、売れ行きの商品を把握するのに役立つ分析です。商品を売れ行きの良い順番にA〜Cの3つのランクに分け、分析結果に応じて施策をおこないます。
例えば「売れ行きのよいAランクの商品は重要度が高いため、陳列棚のわかりやすい場所に置き、常に在庫を切らさないようにする」「人気のないCランクの商品は仕入れの量を減らし、陳列スペースを縮小してAランク商品をPRする」といったような対策が可能です。
お店の売上を上げるために意識すべきポイント
ここからは、お店の売上を上げるために意識すべきポイントを紹介します。新規顧客へのアプローチはもちろんのこと、リピーターの獲得や客単価の向上も押さえておきたいところです。
新規顧客の獲得
売上を上げるには、お店の認知度を上げて来客数を増やす必要があります。そのために、新規顧客の獲得は欠かせません。新規顧客にアプローチを行う際は、目玉商品のアピールやお店の推しポイントの紹介など、まずは来店してもらうことを目的とした施策を実施しましょう。
リピーターの獲得
集客の際はどうしても新規顧客に目が行きがちですが、リピーターの獲得も同様に重要です。「1:5の法則」によると、新規顧客に販売するコストは既存顧客に対する販売コストの約5倍である(※)とされています。リピーター向けに繰り返し購入したくなるような施策を打つことで、より効率的に売上を上げられるでしょう。
客単価の向上
上述の通り、客単価は売上に直結する重要な指標の一つです。客単価を上げるには商品価格の見直しのほか、商品を検討中の顧客にまとめ買いやワンランク上の商品を購入してもらえるような施策を打つのも効果的でしょう。また、スタッフの接客レベルの向上も重要です。
お店の売上を上げるための具体的な施策・方法
売上を向上させたくても、具体的に何をして良いか分からない方もいらっしゃるかもしれません。ここからは、お店の売上を上げるための具体的な施策や方法を紹介します。お店の売上に悩んでいる方は参考にしてみてください。
- 定期的に限定商品や新メニューを出す
- Googleマップに適切な情報を記載する
- LINE・SNSによる情報発信
- ポイント・会員制度の導入
- 商品価格の見直し
定期的に限定商品や新メニューを出す
いつも同じ商品ばかりを陳列していると、リピーター顧客が離脱してしまう可能性もでてきます。定期的に限定商品や新メニューを出すことで、来店経験のある顧客からも興味をもってもらえる可能性が高まります。また、限定商品は新規顧客からも好まれる傾向があるため、集客効果や客単価のアップも期待できるでしょう。
Googleマップに適切な情報を記載する
最近ではGoogleマップからお店を探す顧客も少なくありません。Googleマップにお店の情報が適切に表示されているかを確認し、掲載されていない場合や誤表記がある場合はアカウントを作成して正しい情報を入力しましょう。
LINE・SNSによる情報発信
現在ではスマートフォンが普及し、多くの顧客がオンライン上でお店の情報を集めています。もしSNSの施策をおこなっていない場合は、力を入れてみるのがおすすめです。
一口にSNSといっても、LINEやFacebook、X(旧Twitter)、Instagramなどさまざまな種類があるため、ターゲット層に合ったSNSを選ぶのもポイントです。店舗や商品の魅力的な情報を発信することで、足を運んでもらうチャンスを掴みましょう。
ポイント・会員制度の導入
ポイントや会員制度では、来店回数や会計金額に応じてポイントやスタンプを付与します。クーポンやノベルティなどの特典をつけることで販売促進効果があるだけでなく、リピーター顧客の獲得にもつながるでしょう。
商品価格の見直し
定期的に商品価格を見直し、適切な価格に設定しましょう。適切な値上げをおこなうことができれば、売上の向上に直結します。ただし、やみくもに価格を上げてしまうと近隣の同業他店舗と比較されて顧客の足が遠のいてしまうこともあるため、顧客の目線や同業他店舗の動向を踏まえた上で、適切な価格を設定しましょう。
お店の売上アップに貢献│バリューデザインの『独自Pay』発行サービス
お店の売上を上げる方法として、リピートを促す仕組みを作るという手もあります。
バリューデザインが提供する『独自Pay』は、その店舗でのみ使えるハウス電子マネーを発行できるキャッシュレス決済サービスです。
オリジナルのキャンペーンやポイント、デジタルギフトなど、売上向上につながるさまざまな機能を標準搭載しています。
お店の売上を上げる方法はさまざま│店舗に合った施策をおこなおう
お店の売上を上げる方法について詳しく解説しました。お店の売上を上げるためには、現状を分析した上でお店に合った施策を打つことが重要です。本記事で紹介したポイントを参考に、売上アップのための戦略を練ってみてください。